行くしかないじゃん

ただの日記

カルライ2018のライビュに行った話

楽しかった。
なんか、すごくいいものを見せてもらったなあっていうのが、ライブが終わったあとの、率直な気持ち。

アイドルを演じている声優さんがライブを行うなんて、いまじゃ珍しくもなんともなくなってしまって、そういう意味ではカルテットナイトによるライブだって、よくあるライブの一つなのかもしれない。実際、私も行ったりするし。
でも、カルナイのライブはそれとは全然違うなって思った。見たあとの私の気持ちが。
どっちが良いとか優れているとかじゃなくて、なんだかわからないけど、違った。自分でも不思議だった。

今現在のうたプリのメインはアプリゲーム。
これは完全に私自身の問題であって、ゲームに非があるわけでもないし、他のジャンルでも全く同じことがいえるわけだけど、私はリズムゲームを恒常的に遊ぶことができない。なんというか、波がある。やるときはめっちゃやるけどやらないときは一秒も触らない、みたいな。だからそういう意味では昔よりジャンルから離れてしまっているなと感じることが多くなった。今何が起きているのかわからない、どういう盛り上がりをしているのかわからない。元から親しい友人にうたプリにハマっている人間がいなかったこともあって、なんだか、私はもううたプリから離れていくのかなあ、あんなにすきだったのになあ、って思っていた。

でもそんなこと関係なかった。
私がうたプリに対してどう思っていようが、ステージの上に立つ四人には関係なかった。彼らの持つ最大限をステージの上で見せてくれた。
なんか、ジャンルを追えてないことに対しての負い目のようなものが、全部吹っ飛んだ。
やっぱりわたしは彼らがすきなんだって、改めて思わせてくれた。

もちろんジャンルには貢献してなんぼなわけで、森久保さんも「あなたたちがカルテットナイトを未来につれて行ってあげてください」(意訳)と言っていたし、ただ甘い蜜を自分の都合のいいときだけ吸うわけにはいかないかなと思わなくもないんだけど、それでも。

森久保さんが、鈴木さんが、蒼井さんが、前野さんが、あそこに立って、愛を表してくれることの、なんと頼もしいことか。
「はるか遠くにある背中をこれからも追い続ける」と力強く宣言した前野さんと、
「美風藍の一番の親友」でいてくれる蒼井さんと、
「肯定も批判も全部背負う」覚悟のある鈴木さんと
「僕たちは彼ら(カルナイ)の後ろにたっている。隣はあなたたちだ」と優しく告げる森久保さんと。
たくさんのたくさんのありがとうを聞いたし、うたプリのことも、カルナイも、ST☆RISHHE★VENSもすきだって仰ってるのを聞けて、なんか、もう嘘でもいいやって思った。本心からそう思ってくれているんだろうなっていうのはわかるけど、もう嘘だって構わない。彼らの「愛」は全部歌に、ダンスに、ステージに表れているから。

「歌って踊ってハモるアイドルってそういないんじゃない?」って言ってたけど、こうやって聞くとカルナイの曲はほんとにハモりが多いなあって思った。それに、ほんとにきれいにハマってた。もう一曲目からアカペラ部分最高だなって思ったもん。あと2日目のマリアージュだったかな。センターステージで四人ぎゅっとなって歌う姿が本当に楽しそうだった。「この四人でいると無敵な気分になる」「ハモるの楽しい」って言ってたけど、言わなくったって、笑顔で視線合わせて歌っている姿を見たら伝わってくる。

アコースティックのコーナーもすきだったな。さっきも言ったけどカルナイの曲ってハモりが多いから、それがとってもきれいに聞こえたし、生演奏だいすきだからそれもうれしかったし。

何度も言うけど、ほんとうにほんとうに楽しそうだった!だから見てるこっちも楽しかった。

演出もどれも素晴らしかったんですけど、もう言い出すときりがないしとりあえずソファの件で1時間くらいしゃべり続けてしまうと思うので、一つだけ。
KIZUNAがすごくよかった。アニメのようにドライブ風で始まって、なんかほんとに何度も言ってしまうけど、ほんとに楽しそうだった。なんか改めていい歌だなあってじんわりした。

MCも結構ガッツリあったし、インタビューの映像もよかった。ていうかおもしろかった。黒崎蘭丸について思うことが鈴木さんとほぼほぼ一緒だったので、わかる~!って思いながら聞いてました。
「一言で表すと」という問いへの答えがそれぞれ「楔」「炎」「愛」「氷」だったの、嶺二と藍につながりを感じたし、蘭丸とカミュで対になっているのもすごいなって思った。打ち合わせとかしてないでしょ?笑

「見ればわかる」ってこのライブのためにあるような言葉なんじゃないかなとも思いました。その反面、カルライって直接四人の言葉を聞ける貴重な機会だから、かなりしっかりとお話してくれたのがうれしくもあり。
ていうか私の担当の一番近くにいる男がかっこよすぎて感謝しかない。肯定も批判も全部背負うってことは、どれだけ批判したところで彼はきっとそれをエネルギーに変えてしまうんだろうと思って。もちろん批判していいわけじゃないしするつもりなんか微塵もないけれど、それを言ってのけてしまうのがすごいなって思います。

声優という職業をやっていると、きっとたくさんのキャラクターたちに出会っていると思う。そのなかの「たった一人」でしかないかもしれなかった彼らを、これほどまでに愛してくれていることが、どれだけありがたいことか(もちろん、他の作品も同じように愛していると思いますが)。お忙しいなかで、このライブのために時間を割いてくれることがどれだけ稀有なことか。

この四人はカルナイがいなければ集まらなかった四人ではあると思うのだけれど、もう、なんだろう、この四人のステージが心地よくて仕方がない。

なんかほんとに、あまり語りすぎるのは野暮だよね!って感じになるのでこれで終わります。
とっても楽しくてあったかいライブだった。幸せです。

 

 

ありがとう…そして、これからも

Fly to the future!!

 

 

 

追記:

二日目、ほんとのほんとに全部歌い終わった後に、ほうけたような顔をしてたのがめちゃくちゃ印象的だった。全部出しきった、なのか、終わっちゃった、なのかはわからないけど、それだけこのライブのこと全力で楽しんでたんだなって思って、あの顔が、わたしはとてもよいなあって思いました。おわり