行くしかないじゃん

ただの日記

いちオタクのここ数日の気持ち

いろいろなものが中止になってる今日この頃ですが、オタクたちお元気ですか。
私は元気じゃないです。

別に、だれが悪いとか、どこそこの対応がとか、そういうことを言いたいわけじゃないし、批判したいわけでもない。
でも、どうしてもやるせなくて、ぼんやりとしてしまう。
先週からそんな感じです。

26日に、自粛要請(自粛を要請している時点で自粛じゃないと思う)があって、27日に観に行くはずだった舞台は、26日をもって千秋楽になった。

次の週末に行く予定だったイベントやライブは中止になった。
この週末から始まる予定の舞台は、まだ発表がなかったから、淡い期待を抱いていたけれど、昨日前半日程の中止が発表された(私は前半のチケットを取っていた)。
 
ほかの日程のチケットを取っていればよかったなって思うけど、チケットが発売された当初はこんなこと起こるなんてもちろん思ってなかったし、公演日程のなかで、この日だったら都合がつくかなっていう日を選んで申し込んでいるわけだから、仕方がない。
 
役者さんや、その公演にかかわっている人たちが「残念だけどいつかまた会いましょう」って言ってくれる。私たちのことを想ってのことだと思うけれど、中止になってしまったら「また」は存在しないじゃないか。役者さん個人に「また」会うことは、他の舞台やらイベントやらでできるかもしれないけれど、その公演には二度と会えないじゃないか。DVDで見ればいい?そもそも映像でいいと思っているならわざわざ劇場まで足を運んだりしていない。メディアにはそれぞれの最も適した環境というものがあって、テレビ番組はテレビで見るようにできているし、映画は映画館で見るようにできている。同じように、演劇は劇場で見るようにできているんだ。劇場で見るのが、一番輝くかたちなんだ。
「残念だけど安全第一」って言うけれど、果たしてなにが危険なんだろう。公演を中止することで感染拡大を防げるというのなら仕方がないねってなるかもしれないけれど、そういった確証はないし。特に、10日に行く予定だったものに関しては、同じ劇場で、先週までは別の公演が中止せずに行われていたから、もしかしたらって思っていたのもあって、余計に落ち込んでいるのかもしれない。
 
規模の小さいものや、自粛要請期間外のものの中止・延期情報を見るたびに、そんなにあおらないでくれよってなってしまう。いろいろ事情があるのはわかってる。でも、なにかが中止になるたびに、私が心から観たいと思っているものも、中止に追い込まれていくような気がしてしまう。
 
すべてが仕方がないから、気持ちが向かう場所がない。
いろんな国や行政の対応を批判することもできるけど、したところで中止になった公演が復活することはないから、無意味だなと思ってしまう。
 
理解を強要しないでほしい。落ち込んでるんだからとことん落ち込ませてほしい。生のエンターテインメントに触れることを生きがいにしているんだから、そうじゃない人たちは私たちの気持ちを勝手に汲まないでほしい。生と配信は違うんだ、私にとっては。
まあ配信もないんですけどね。

どうにもこうにも気分がずっと沈んでいるから、なんとか浮上したいところなんだけど、趣味も仕事もぐちゃぐちゃで、未来の光が一気に弱くなってしまって。
趣味は上記の通りだし、私のいる業界は人々の余暇に関係のある仕事だから、こんなに自粛されてしまうと本当に経営にガタがきてます。私は経営にかかわってないけれども、社内に飛び交う言葉は、「キャンセル」「中止」「払い戻し」(※エンタメ業界ではないです)

たとえば仕事に支障がなかったら、払い戻しで戻ってきてしまうお金も含めて、この流行が終わったら好きなものに使おうって思えるんだけど、
仕事に支障があるので、4月の昇給なんか全然期待できないし、夏のボーナスだって出るかわからない。
もともと給与水準だって業界的にとても低いのに……。
 
生活も趣味も脅かされて、いったいどうしたらいいのだろう。
「なんとなく怖いから」が一番怖い。ちゃんと自分の頭で考えて自分の行動を決めていきたい。
 
どうしたらいいんだろうな。