いちオタクのここ数日の気持ち
いろいろなものが中止になってる今日この頃ですが、
私は元気じゃないです。
別に、だれが悪いとか、どこそこの対応がとか、
でも、どうしてもやるせなくて、ぼんやりとしてしまう。
先週からそんな感じです。
26日に、自粛要請(自粛を要請している時点で自粛じゃないと思う)があって、27日に観に行くはずだった舞台は、26日をもって千秋楽になった。
どうにもこうにも気分がずっと沈んでいるから、
趣味は上記の通りだし、
たとえば仕事に支障がなかったら、
仕事に支障があるので、4月の昇給なんか全然期待できないし、
もともと給与水準だって業界的にとても低いのに……。
だから、願い続けよう。
舞台って、お金がかかるし、時間も拘束されるし、
でも、それでも、この舞台のことが私は大好きだから、
劇団朱雀に元気をもらった話
劇団朱雀の復活公演を見に行きました。
とある映像作品で早乙女太一という役者さんを知って、とある舞台を見に行って、彼の一挙一動に圧倒されてしまって、なんだろう、ファンというか、そこまでしっかり追っていないからファンというのもおこがましいのだけれど、とにかく、彼が見たくて劇場に行った。
ほんとにここ数年の話なので、劇団朱雀が解散した頃、私はその存在を知らなかったし、知らなかったから見に行ったこともなかった。そもそも舞台作品に触れるようになったのもここ4年くらいの話なので、大衆演劇というものを見るのは、この日が初めてだった。
初めてだから当たり前と言われてしまえばそうなのかもしれないけれど、初めての体験ばかりで。なんと表現するのが正しいのかもわからないけれど、一部の舞踊も、二部のお芝居も、とてもおもしろくて、圧倒されて、三部も一緒に盛り上がって楽しんで、殺陣にはやっぱり圧倒されて、ああここが早乙女太一のホームだったんだなって知って、なんだかよくわからないけど、すごくいいなって思った。特に三部は全力でアクセル踏んでるみたいで、とてつもないエネルギーがガンガンに伝わってきた。
それで、カーテンコール。楽しかったな、素敵なものを見せてもらったなって拍手して。
早乙女太一が自分で幕をするすると引いて、下手の端っこ、ほんとにあとは自分の身体の分幕を引けば終わりっていうところで言った言葉が
「みなさんもお仕事頑張ってください!」
だった。
もうその瞬間に心がぶわって熱くなって、驚いて、だからもしかしたら口調は違うかもしれない。でも、仕事頑張れって言われたことは確かで。
なんか、この一言が無性に忘れられない(いや忘れてるんだけど、そういう意味でなく)。
なにがよかったか、なんてことを言うのも無粋な気がするけれど、これが大衆演劇のあり方なのだろうなと思った。
仕事って、別にしんどいだけが仕事じゃないけど、でも、大勢の人にとって娯楽とは反対に位置する存在で、だから私たちは娯楽を探して、そうして大衆演劇ないしは劇団朱雀にたどり着いた人たちがあそこには集まっていたんだと思う。
仕事って言ったけど、家事も育児も介護も学業も他のいろいろなものも、そこには詰まってたのかな、と。
早乙女太一が言ったので彼の言葉としてとらえるけど、彼は、彼らの演劇が、私たちにとって娯楽であるということを理解していて、だからこそのあの発言だったのかなと思った。
娯楽が娯楽として成り立つのって本当に素晴らしいなって思ったんだよね。
日頃いろんなしんどいことがあって、でも劇団朱雀を見ている間は楽しくて、幸せをもらって、その人から仕事頑張って!って言われる。
そりゃ頑張れるよ。早乙女太一に応援されたんだもん。
こんなに楽しくてきらきらしているものが世の中にはあるんだから、明日からも生きていこうって、そう思うよ。
ステージに立つ人たちの言葉って、ときにとてつもないエネルギーを発することがあって。
こんな文章では表せない。あのときの場を共有しているからこそ得られるおおきなエネルギーを、胸にかかえて、私は今日も仕事をします。
また、会いにいきたい。
カルライ2018のライビュに行った話
楽しかった。
なんか、すごくいいものを見せてもらったなあっていうのが、ライブが終わったあとの、率直な気持ち。
アイドルを演じている声優さんがライブを行うなんて、いまじゃ珍しくもなんともなくなってしまって、そういう意味ではカルテットナイトによるライブだって、よくあるライブの一つなのかもしれない。実際、私も行ったりするし。
でも、カルナイのライブはそれとは全然違うなって思った。見たあとの私の気持ちが。
どっちが良いとか優れているとかじゃなくて、なんだかわからないけど、違った。自分でも不思議だった。
今現在のうたプリのメインはアプリゲーム。
これは完全に私自身の問題であって、ゲームに非があるわけでもないし、他のジャンルでも全く同じことがいえるわけだけど、私はリズムゲームを恒常的に遊ぶことができない。なんというか、波がある。やるときはめっちゃやるけどやらないときは一秒も触らない、みたいな。だからそういう意味では昔よりジャンルから離れてしまっているなと感じることが多くなった。今何が起きているのかわからない、どういう盛り上がりをしているのかわからない。元から親しい友人にうたプリにハマっている人間がいなかったこともあって、なんだか、私はもううたプリから離れていくのかなあ、あんなにすきだったのになあ、って思っていた。
でもそんなこと関係なかった。
私がうたプリに対してどう思っていようが、ステージの上に立つ四人には関係なかった。彼らの持つ最大限をステージの上で見せてくれた。
なんか、ジャンルを追えてないことに対しての負い目のようなものが、全部吹っ飛んだ。
やっぱりわたしは彼らがすきなんだって、改めて思わせてくれた。
もちろんジャンルには貢献してなんぼなわけで、森久保さんも「あなたたちがカルテットナイトを未来につれて行ってあげてください」(意訳)と言っていたし、ただ甘い蜜を自分の都合のいいときだけ吸うわけにはいかないかなと思わなくもないんだけど、それでも。
森久保さんが、鈴木さんが、蒼井さんが、前野さんが、あそこに立って、愛を表してくれることの、なんと頼もしいことか。
「はるか遠くにある背中をこれからも追い続ける」と力強く宣言した前野さんと、
「美風藍の一番の親友」でいてくれる蒼井さんと、
「肯定も批判も全部背負う」覚悟のある鈴木さんと
「僕たちは彼ら(カルナイ)の後ろにたっている。隣はあなたたちだ」と優しく告げる森久保さんと。
たくさんのたくさんのありがとうを聞いたし、うたプリのことも、カルナイも、ST☆RISHもHE★VENSもすきだって仰ってるのを聞けて、なんか、もう嘘でもいいやって思った。本心からそう思ってくれているんだろうなっていうのはわかるけど、もう嘘だって構わない。彼らの「愛」は全部歌に、ダンスに、ステージに表れているから。
「歌って踊ってハモるアイドルってそういないんじゃない?」って言ってたけど、こうやって聞くとカルナイの曲はほんとにハモりが多いなあって思った。それに、ほんとにきれいにハマってた。もう一曲目からアカペラ部分最高だなって思ったもん。あと2日目のマリアージュだったかな。センターステージで四人ぎゅっとなって歌う姿が本当に楽しそうだった。「この四人でいると無敵な気分になる」「ハモるの楽しい」って言ってたけど、言わなくったって、笑顔で視線合わせて歌っている姿を見たら伝わってくる。
アコースティックのコーナーもすきだったな。さっきも言ったけどカルナイの曲ってハモりが多いから、それがとってもきれいに聞こえたし、生演奏だいすきだからそれもうれしかったし。
何度も言うけど、ほんとうにほんとうに楽しそうだった!だから見てるこっちも楽しかった。
演出もどれも素晴らしかったんですけど、もう言い出すときりがないしとりあえずソファの件で1時間くらいしゃべり続けてしまうと思うので、一つだけ。
KIZUNAがすごくよかった。アニメのようにドライブ風で始まって、なんかほんとに何度も言ってしまうけど、ほんとに楽しそうだった。なんか改めていい歌だなあってじんわりした。
MCも結構ガッツリあったし、インタビューの映像もよかった。ていうかおもしろかった。黒崎蘭丸について思うことが鈴木さんとほぼほぼ一緒だったので、わかる~!って思いながら聞いてました。
「一言で表すと」という問いへの答えがそれぞれ「楔」「炎」「愛」「氷」だったの、嶺二と藍につながりを感じたし、蘭丸とカミュで対になっているのもすごいなって思った。打ち合わせとかしてないでしょ?笑
「見ればわかる」ってこのライブのためにあるような言葉なんじゃないかなとも思いました。その反面、カルライって直接四人の言葉を聞ける貴重な機会だから、かなりしっかりとお話してくれたのがうれしくもあり。
ていうか私の担当の一番近くにいる男がかっこよすぎて感謝しかない。肯定も批判も全部背負うってことは、どれだけ批判したところで彼はきっとそれをエネルギーに変えてしまうんだろうと思って。もちろん批判していいわけじゃないしするつもりなんか微塵もないけれど、それを言ってのけてしまうのがすごいなって思います。
声優という職業をやっていると、きっとたくさんのキャラクターたちに出会っていると思う。そのなかの「たった一人」でしかないかもしれなかった彼らを、これほどまでに愛してくれていることが、どれだけありがたいことか(もちろん、他の作品も同じように愛していると思いますが)。お忙しいなかで、このライブのために時間を割いてくれることがどれだけ稀有なことか。
この四人はカルナイがいなければ集まらなかった四人ではあると思うのだけれど、もう、なんだろう、この四人のステージが心地よくて仕方がない。
なんかほんとに、あまり語りすぎるのは野暮だよね!って感じになるのでこれで終わります。
とっても楽しくてあったかいライブだった。幸せです。
ありがとう…そして、これからも
Fly to the future!!
追記:
二日目、ほんとのほんとに全部歌い終わった後に、ほうけたような顔をしてたのがめちゃくちゃ印象的だった。全部出しきった、なのか、終わっちゃった、なのかはわからないけど、それだけこのライブのこと全力で楽しんでたんだなって思って、あの顔が、わたしはとてもよいなあって思いました。おわり
ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?を観た話
ももクロライブのブログに感謝したブログ
普段は別のアイドルを応援している方が書いてくださった、ももクロ10周年の東京ドームライブの感想(日記)がとても素敵だったので、なんか、わたしも書きたくなりました。
たまたま目に付いたのを読んだだけなので、ほかにもたくさん書いてくださった人がいるかもしれない。
でもまずは、わたしが読んだブログを書いている方に、ありがとう。
わたしが読んだのは、普段は関ジャニ∞さんを応援しているという方のブログです。ももクロの現場は初めて、と書かれていました。
本当に驚いたんですけど、1人じゃないんです、関ジャニ∞さんのファンで、ももクロ観に行ったって方。どうやらお知り合いのようなのですが、でも、驚きました。最初同じ人が複数書いてるのかと思ったくらいです。
ももクロのライブに来てくれてありがとうございます。見届けてくださってありがとう。楽しんで頂けたようで、すごく嬉しいです。あと、連れて行ってくれたあーりん推しの方もありがとう。
そしてなにより、ブログを書いてくれてありがとうございます。もしかしたらその界隈の方たちにとっては、ブログを書くのは当たり前なのかもしれないけど、でもあんなに長い文章を、他の、それこそ推しを見るのにあてることもできる時間を、ももクロのライブに行ったというブログを書くことにあててくださって、ありがとうございます。
ていうか常々思っていたんですが、ジャニオタのみなさま、文才がありすぎる。比喩が素敵すぎて、そんなんモノノフの私でも書けんわってくらい、ほんとに素敵な文章だった。メンバーカラーに喩えてくださってるところ、ほんとに天才!って思った。あと、あーりんのことをちゃん付けしてくださってるのににこにこしました。
私自身は関ジャニ∞さんのことをあまり詳しくは知らなくて、というか曲に関してはほとんど知らない。デビューしたての頃のを何曲かと、あとはシングルのサビを知ってるかな?ってくらい。メンバーの顔と名前はわかるけど、どういう性格の人かとか、どんな歌声をしていて、どんなダンスを踊るのかとか、なにも知りません。ごめんなさい。
でも、4月のあの出来事、本当に驚きました。
推しだろうがそうでなかろうが、脱退とか卒業とかはほんとにかなしいなと思います(関ジャニ∞さんの場合は退所だけれども)。ずっと一緒にいてほしかったなって、ほんとに無責任に、そう思ってしまう。でもオタクは応援することしかできないし、応援できないならオタクをやめるしかない。つらい。
会見を見たら絶対に泣いてしまうと思ったので、実は見てません。これは関ジャニ∞さんにかぎらず、かなしいニュースの会見は、つらいから見れない。ももクロのときは会見という形はとらなかったのと、理由を聞かないといけないという使命感で、彼女たちが出る番組を見ていました。
だから、会見で何が語られたのかということは正直知らなかったのだけれど、上記のブログの、前の記事とかで書かれていたので、読ませていただきました。
あのね、これは重なる。
もちろん書いていた方の主観とかもあるだろうし、話した言葉まんま書いてはいないのかもしれないけど。
特に印象的だったのは、錦戸さんの言葉です。
ももかの卒コン(卒コンだけれどもタイトルはOPENINGなので、ももかの新たなスタートと、新しいももクロの始まりのコンサートでもあったとわたしは思っている)で、あーりんは「ももかは辞めてよかったと思うくらい幸せになって。わたしたちはももかが辞めなければよかった!って思うくらい輝くから」って言った。そしてこの前の東京ドーム公演で、辞めた子、ももかやあかりんだけじゃなくて、その前の、短い期間しかいなかった子の名前も全員出して、「今のももクロいいだろって言いたいくらい、ももクロを続けてきてよかった」って涙ぐみながら言ってくれた。
だから、錦戸さんの「どうやと言える僕らでありたい」って言葉が、すごく胸に刺さった。
なんか、アイドルの好きなところってこういうところなんだなって思った。
メンバーがいなくなるということに対して、ファンの私たちなんかよりもメンバーが一番驚いたりショックを受けたりしていると思うし、これからどうするかとか、自分のこともグループのことも考えなくちゃいけないし、でも感情はそれとは別のところにあって、ほんとに色んな自分と折り合いをつけなきゃいけない。しかもタイムリミットが決まっている。気持ちの整理がつかないから辞めるの一年延ばしてくれない?とか言えるわけないし。
辞める方だって、長い間考えてやっと答えを出したんだろうけれど、辞めるって聞かされる方はまだその準備ができていないんだもん。どうしたってさ、難しい部分はあるよね。
でも、それでも、納得いかなくても、整理がついてなくても、顔を上げて前に進む。そんな姿にわたしは勇気をもらっている。
ていうかね、渋谷すばるさんと有安も重なってしまうんですよ。グループ内で音楽方面に秀でているものがあるというところが(語弊があったらごめんなさい)。ももかが辞めるって、じゃああのパートは誰が歌うの!?ってところが山ほどあった。ももかのパートは難しいから。それでもちゃんと自分のものにしてくるのが彼女たちのすごいところなんだけど。グループから離れることになった理由は違えど、自分のやりたい道に進むっていう点でも。
なんか滔々と長くなってしまったのだけれど、とにかく、ももクロのライブで元気が出たって言ってくださったり、これからも推しを推そう!って思ってくださったなら、こんなに嬉しいことはありません。
彼女たちは「笑顔」を届けるために活動しています。目指すのは、アイドル界の頂点でも芸能界の頂点でもなくて、笑顔を届けるというところで天下を取りたいと言った子たちです。みんなに笑顔でいてほしい、つらいことがあっても、わたしたちを見て笑ってほしいと涙ながらに語った子たちです(詳しくは国立で検索してください)。だから、もし、ももクロがきっかけで、また他の現場、それはももクロじゃなくたって構わないんです、そこで、笑顔で推しを迎えることができるのなら、彼女たちが活動している意味が、そこにある。
何度でも言いたい。ももクロのライブにきてくれてありがとう。
拝見させて頂いたブログで、ももクロの曲の歌詞に言及してくださっているものがあって。
前に進む、背中を押す曲が本当に多いんです。だから卒コンでは大泣きしてしまったのだけれども。
「逆境こそがチャンスだぜぃ 雨も嵐も さあ来ぃ!さあ来ぃ!体は張りまくり」という歌詞が、ピンキージョーンズという曲の中にあって。ももクロらしいなって思います。
吼えろもいい曲だよね。すごく好きです。
あとあと、ももクロちゃんたちのこと、美人とか、きれいとか褒めてくださって嬉しかった。常日頃、映像を見ては、きれいになった…ってうっとりしてるオタクなので、他の人から見てもそうなんだってわかってほっとしました。
わたしもいつか、関ジャニ∞さんのライブに行けたらいいなと思いました。お恥ずかしい話、ジャニーズ事務所さんのライブのチケットの取り方がよくわからないのと、知人に熱心なファンがいないので1人で行くのは…と躊躇ってしまって。でも、行かない理由を探すのはかっこ悪いし、そうやってるうちに機会を逃して後悔するのは自分だってわかっているので、どこかで、こう…頑張りたい、という気持ちは…気持ちだけはある…
なんかこんな見ず知らずのオタクが勝手にブログ読んで勝手に感動して勝手にブログ書いてるの、冷静に考えたら気持ち悪い気がしてきた。恥ずかしい。
でも嬉しかったんだ。彼女たちが今までやってきたことが肯定されてるんだってことが、目に見えてわかったから。
これからの彼女ら、そして彼らの道が、ずっと続いて行くことを願って。